オク氏夫人伝 フォトエッセイ対訳(2)

p5.

オク・テヨンの人生を代わりに生き、人々を欺いたクドクは、果たして罪深い悪女だったのだろうか?

彼女は確かに偽の身分で生きたが、それが「本物」の人々が認める人生だったとしたら、人生の価値をより高めることができたとしたら、彼らは免罪符を手にできるだろうか?

単なる善悪では片付けられない、彼らの物語を見ていこう。

本作は1542年にフランスで実際に起きた、別人が夫に成りすました詐欺事件と、1607年、朝鮮王朝時代に起きた「偽夫事件」をモチーフにしている。

裁判官ジャン・ド・コラスが記録に残した「マルタン・ゲールの帰還」と、白沙(ペクサ)李恒福が事実をもとに書いた小説『柳淵伝(ユヨンジョン)』を、再解釈するものである。


p7.

作家の言葉

台本は、放送されるまでは、ただの活字に過ぎません。

一筋の光もない暗闇の中で、ただ黒白のまま存在しています。

その文字が多くの人々の手を経て、光と色を身にまとい、感情と声を得て、命を持つようになるとき、ようやく台本が世に出るのです。

頭の中だけで巡らせていた場面が画面に広がり、文字では伝えきれなかった感情が生き生きと息づく、あの魔法のような過程を見ながら、本当に胸が一杯で幸せでした。

あの時間が忘れられることのないよう、フォトエッセイが出ることになり、この上なく嬉しいです。

このエッセイが、『オク氏夫人伝』を愛してくださったすべての皆様にとっても、幸せで大切な思い出になりますように。

脚本 パク・ジスク

この記事に関連するコンテンツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください