アンダーカバーハイスクール フォトエッセイ対訳(1)

凡例
1. 本書は、MBCドラマ『アンダーカバーハイスクール』の映像物をもとに、原作の台本の台詞を踏襲しています。
2. 企画意図と登場人物紹介に掲載された内容は、脚本家イム・ヨンビンのあらすじから抜粋しました。
3. ドラマの雰囲気と台詞を活かすため、韓国語表記体系の原則に依拠しない箇所が含まれています。
4. 本書に掲載されている主な人物に関して、当事者と意思疎通を図り、肖像権者の同意を得ました。
ただし、編集上の理由でやむを得ず解決できなかった箇所については、肖像権が確認され次第、適法な手続きを執ります。
フォトエッセイ
MBC ドラマ 著
p4-5
「学校が与えうる最高の美徳は、友情を築く出会いの機会ということ」
— パク・ノヘ詩人
韓国トップの名門校と呼び声高い私立ピョンムン高校。親の財力と地位でクラスが決められ、弱者には誰も目もくれず、利益と結果のみを最優先価値とし、あらゆる腐敗と不正を行う社会の縮小版のようなこの場所に、一人の生徒が転校してくる。
その名は、チョン・ヘソン。国家情報院の要員という身分を隠し、高校生に偽装潜入した男。
ヘソンが見た学校という世界は、表面上はまともに見えても、内側は学父母と生徒、教職員たちの欲望と私欲が入り乱れて暴れ回る修羅場だった。
隠された高宗皇帝の金塊を探すために学校に潜入したヘソンだったが、期せずして生徒たちと関わりをもつことになり、学校とも絡み始める。かつての自分に似た境遇にある隣の席のクラスメイト。明るい子だとばかり思っていたのに、内面に深い悩みを抱えていた妹。昔の友達で初恋の人だった先生。
このドラマは、隠された宝物を探す物語ではない。ある日彗星のごとく現れた正体不明の生徒が、友達を作り、彼らと連帯し共感しながら成長し、学校に象徴されるこの悪しき社会に、怒りのキックを見舞わせる物語だ。
愉快に、痛快に、時に濃厚に、時に切なく。
「アンダーカバー・ハイスクール」作戦、開始します。
p6-7
【脚本家の言葉】
ドラマにおいて台本とは、単に設計図の役割を果たすにすぎません。
現場の監督の方々と俳優の方々、数多くのスタッフの皆さんがいらっしゃらなかったら、 この方々の苦労と努力による汗がなかったら、『アンダーカバー・ハイスクール』は今もただ紙の上の活字としてのみ存在していたことでしょう。
この場をお借りして、心からの感謝と愛の言葉を申し上げます。
また、放送を見ている間中、本当に胸いっぱいで幸せだったということも、申し添えます。
写真には、瞬間を永遠にする力があると言われます。
ヘソンとスアと一緒になって泣き笑いした幸せな時間、その時間がフォトエッセイという物語で永遠に残ることになり、心からわくわくし、嬉しく思います。
このエッセイが私にとってそうであるように、 『アンダーカバー・ハイスクール』を愛してくださった全ての方々にとっても、幸せな思い出と喜びになるよう願っています。
ありがとうございました。
イム・ヨンビン拝
【監督の言葉】
『アンダーカバー・ハイスクール』は、一人の人間が自分にとって本当に大切なものとは何なのかを知っていく物語でした。
遠くにあるとばかり思っていた宝物は、実はいつだって身近にあり、共に泣き笑いした人々との時間の中にあったのです。
誰と時を過ごすのか、どのような気持ちでその時を過ごすのか。
このドラマはその問いに対する、とても個人的な記録でもありました。
物語を一緒に作り上げてくださった脚本家のイム・ヨンビンさん、見えない所でこの世界を支えてくれた全てのスタッフの皆さん、そして、人物の感情を最後まで保ち続け、言葉よりも深い真心を演技で伝えてくれた俳優の皆さんに、感謝の気持ちをお伝えします。
そしてなにより、この旅路を見守ってくださった視聴者の皆様にも、感謝いたします。
『アンダーカバー・ハイスクール』が皆様それぞれの宝物を思い起こさせる、小さな輝きになることを願っています。
チェ・ジョンイン 拝
